梱包用語説明

梱包用語説明

IPPCマーク
ISPM No.15で規定された、消毒処理材を証明するスタンプに含まれるマークで、麦のような形をしています。IPPCは国際植物防疫条約。スタンプにはIPPCマークと、国、梱包業者の登録番号、熱処理=HTまたはガス燻蒸=MBの種別が含まれています。EUは2009年1月(予定)より、DBをマークに含むことを要求しています。
ISPM No.15
INTERNATIONAL STANDARDS FOR PHYTOSANITARY MEASURES。No.15にて「国際貿易における木製梱包材料の規制ガイドライン」を制定し、規制対象となる木材の種類や、処理方法などを規定しています。
詳しくは http://www.maff.go.jp/pps/j/konpozai/index.htmlにて。
ISPM No.15導入国も http://www.maff.go.jp/pps/ にてご確認ください。
LVL
Laminated Veneer Lumber。材木をかつら剥きし、削り出された単板(ベニヤ)を繊維方向が同一方向になるように貼り合わせた合板です。柱状の角材に使われることが多いです。
燻蒸
消毒方法のひとつ。よく熱消毒材も「燻蒸材」と呼ばれますが、燻蒸は本来「物品の全体または大部分にガス状になった化学薬剤が到達するような処理」ですので、ガス燻蒸にのみ使われるべき言葉です。
燻蒸証明
消毒証明をご参照下さい
紙スキッド
積層ダンボールで作られた、垂直圧に強いダンボールの「足」です。弊社の紙スキッドはブロックタイプですので、乗せる貨物のサイズに合わせて取り付けることができ、ダウン・サイジングが可能です。
軽量であるため、フォークリフトによる荷役が必要な航空貨物に有効です。また、もっとも時間のかからない非木質梱包です。ただし、水濡れに弱く、船便や長期保管には不向きです。
強化ダンボール
通常のダンボールより分厚く防水性のあるライナーと、坪量の多い(太く強い)中芯で構成されるダンボールです。合板にも匹敵する強度を持ち、軽量であることから、航空便で多用されます。また、開梱も安易であるほか、スキッドとの併用によって、フォークリフトでの荷役も可能です。
弊社では常時10種類以上のサイズを取り揃え、内装貨物にあわせて迅速に梱包いたします。
合板その他加工品
プライウッド、集成材やバーティクルボード、LVLなど、加工された木材の単板やチップを形成する事によって作られた木材です。ISPM No.15の規制対象には含まれません。
腰下
木箱の土台部分、スキッドです。角材を貨物重量に合わせて選定し、本数を決め、貨物を直接受けます。
消毒証明
社団法人 全国植物検疫協会が発行する梱包材の消毒証明書です。使用した木材の使用立米数をはじめ、消毒方法や消毒日時、輸出者、荷受人、荷印等が記載されています。申請翌日には発行されますが、木材の消毒実施をした住所を管轄する協会への申請となりますので、弊社ではお渡しするまでに、証明書の郵送期間を含め、申請日より3~5営業日のお時間を頂いております。
本来、消毒実施のスタンプが押してあれば、消毒証明書等の添付は必要ないはずですが、荷受人様のご要求、通関のスムーズ化の為にご必要な場合は、弊社が申請いたします。
真空処理
お客様の製品をバリアシートで密封し、空気を抜く防湿処理です。主に船便で使用します。吸湿剤も併用します。
バリアシートにはメタルと透明がありますが、弊社では透過性のある透明バリアを使用し、製品識別や固定部位の確認を徹底しています。 バリアシートを電気ゴテで圧着し、製品にあわせて密封を行うのですが、これまで協会等で様々な研究が重ねられてきましたが、空気が入らない完璧な密閉化は不可能です。しかし、防湿効果は絶大です。
スキッド
腰下をご参照下さい
スチール梱包
木材を一切使わず、鉄のみで梱包する方法です。中国向けの非木質対応で有効な梱包です。木材に比べて強度があり、開梱が簡単な反面、製品固定が木箱ほど確実でない、箱内での結露の恐れ、梱包時間が木箱に比べて長くかかる等のデメリットがあります。
全合板箱
ISPM No.15の規制対象ではない合板のみを使用した梱包です。中国向けの非木質梱包として需要があります。
ダンネージ
コンテナ内で使われる固定材です。ISPM No.15導入国への輸出には、このダンネージの消毒とスタンプの押印が必要です。
DB
デバーキング処理=丸材から樹皮を剥ぐ作業(必ずしも木材をバークフリーにするわけではない)です。EUはかねてより、デバーキングの証明のため、スタンプ内にDBを含むよう要求していました。しかし、樹皮を剥ぐこと自体、ISPM No.15の規定内に記載されています。
トライウォール
分厚いライナーと、坪量の大きい中芯を3層にした強化ダンボールです。1952年に米国トライウォール社によって開発されました。強化ダンボールの総称として「トライウォール」が使われる事がありますが、強化ダンボールは多くは2層ですし、「トライウォール」は商品名です。
熱処理材
公式認証に従った技術仕様により材木を最低30分間、木材の芯部温度が少なくとも56℃に達するように加熱する処理。この処理により、消毒対象となる昆虫やセンチュウを死滅させます。
バリア梱包
真空処理をご参照下さい
非針葉樹梱包(包装)声明文
中国の通関で添付する書類です。Shipperが作成します。
中国はISPM No.15のスタートより前に、独自の検疫体制を取っていました。その際にマツザイセンチュウをはじめとする、針葉樹にのみ付着する害虫を検疫の対象とし、広葉樹に関しては未消毒での使用を認めました。その為、一見同じように見える木箱を区別するために、「非針葉樹梱包声明文」を添付する必要がありました。しかし、ISPM No.15適応後は針葉樹・広葉樹共にIPMのスタンプが押印してあれば、声明文は必要ありません。
しかし、全合板梱包の箱は、消毒材を使用しておらずISPMのスタンプを押印できない為、ケースに応じて「非木質梱包声明」を添付することがあります。ただし、全合板梱包と消毒材を使った木箱の区別は難しいため、本来検疫対象外の全合板梱包が、スタンプが押印されていないがために足止めや返送されることもあります。それを回避するために、全合板梱包には、中文で検疫対象外の材料を使用した旨を書いたアラートを箱に直接貼るとともに、お客様には「非針葉樹梱包声明文」を作成されることをお薦めしています。
非木質梱包(包装)声明
中国の通関で添付する書類です。Shipperが作成します。
ISPM No.15の規制対象以外の箱は「非木質梱包声明」を添付する場合があります。
全合板箱、スチール梱包、強化ダンボール梱包が該当します。
雛形はこちら→http://www.japit.or.jp/service/1_5mokuzaimoderu.html
プライウッド(合板)
ホームセンターでよく見かける合板です。カラ松などの針葉樹、ラワンやポプラなどの広葉樹を大根のかつら剥きのように剥ぎ、削り出された単板を繊維方向が直交するように貼り合わせた合板です。輸出梱包では主に9mmまで積層された板を外装板材、無負荷床材、天板に使用します。すべてプライウッドとLVLで梱包することによって、中国向けにおいては非木質梱包にできます。
単板1枚あたりの厚さが6mm以下で、かつ高熱で圧着されるので、規制対象の害虫が生き残ることはなく、梱包材の検疫対象となりません。ただし、オーストラリアは合板に関しても、独自の規制があります。
合板箱
輸出梱包の主流、腰下付き木箱とわく組み箱には、外装板(側板・ツマ板・天板)に隙間のあるすかし箱と、隙間のない密閉箱があります。密閉箱の多くは合板を外装板として使用するので、密閉箱を「合板箱」と称することがあります。
しかし、合板箱とはいえども、腰下部分やハリ、外装板の桟や固定部材にはラジアータ松を使用しているため、全合板箱の様に中国向けの非木質梱包にはなりません。
なお、ISPM適応国向けの合板箱には、熱処理したラジアータ松(消毒材)を使用し、ISPMの熱処理スタンプを押印しています。    
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